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蝉の鳴き声が響き渡り始めた初夏。
お兄ちゃんと2人で訪れたのは、両親の眠るお墓。
A 「お父さん、お母さん、今日はお兄ちゃんと一緒に来たよ。」
黒い墓石の冷たさをお花が彩ることで緩和され、そこに火のついたお線香を手向ける。
私の後ろにいるお兄ちゃんは、言葉を発することなくただ静かに手を合わせているだけだった。
A 「今年こそ、捕まえるから。」
この10年間、欠かさずにここで決意を述べている。
誰かとここに来るのは初めてで、どこかむず痒い。
二宮 「連れてきてくれてありがとう。」
A 「別に。
10年だし、変わらないといけないと思ったから。
じゃあ、仕事行ってくる。」
二宮 「気をつけて。また怪我しないようにね。」
左手に巻かれた包帯が蒸れるのを感じつつ、捜査に向かう。
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銀華(プロフ) - skomiya0617さん» ありがとうございます。次回の更新目安を記載しているので、そちらを目安に覗きに来て頂けたら嬉しいです！ (2020年9月5日 21時) (
レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
skomiya0617(プロフ) - 面白いですね。更新待ってます。頑張ってください (2020年8月30日 0時) (レス) id: a0326bbffd (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - 影片りなさん» ありがとうございます。前回の更新からかなり時間が空いてしまいました。どうか、気ままにお待ち頂けたら有難いです。 (2019年7月22日 12時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
影片りな(プロフ) - 面白いです。更新楽しみにしています。 (2019年6月28日 23時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！私は、二宮さんよりのオール担です！特に大宮たまらないです (2019年5月2日 15時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀華 | 作成日時：2019年5月1日 20時
