【アルスマグナ】甘く切なく。【短編集】

愛してるー･･･　#アキラ ページ9

「ごめんAっ！！」

「もうっ遅いよぉ！」

放課後の下足。

そこで待っていたのは俺の大好きなー・・A。

そして俺の彼女のでもあるA。


「んじゃ、行こうぜ」

そう言って俺はAの手を握り、一緒に歩いた

「手、冷てぇぞ？大丈夫か？」

「・・アキラが待たせるからでしょ」

「・・ごめんな。」

俺のせいでこんな冷たい手にさせて。俺、ホントダメだな・・


「けど、アキラの手あったかいからずっとこうしてるね。人間カイロw」

なんて、笑った顔でこっちを見られたら、こっちも笑わずにはいられない

Aが笑うと、自然と俺も笑顔になるー

俺はさっきよりもぎゅっと強く手を握った。


「なぁ・・変なこと聞いていい？」

「変なこと・・？」

なんで聞こうとしたのか自分でもわからない。

けど俺は気づけば口に出していたー


「俺のどこを好きになった？」

こんなこと聞くの情けないな、男として。彼氏として。

"自分に自信もてよ"って自分でも思うのにな・・


「そっそれは・・ぜ、全部・・だよっ//」

一生懸命顔を赤くしながら答えてくれたA。

もう、全てが愛しい。

「そうか・・」

嬉しいのに、表にその嬉しさを出せれないのが悔しい。


「俺さ・・こんなこと言うのも、あれだけど・・」

「ん・・？」

Aは俺の顔を覗きこんで、俺の顔を見た。


「俺、Aを愛してるー」

そう言って、俺はAの唇に吸い込まれるようにキスをしたー



俺、結構恥ずかしかったんだかんな。"愛してる"って

今夜は放さないー　#奏→←君の一番そばにー　♯先生

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