X'mas 2018〜O×S〜 ページ3
〈Sside〉
O「翔ちゃんハッピーメリークリスマース！」
S「ぶっ！何してんの？？」
クリスマス。
生憎の仕事だったけど 頑張って早めに終わらせることができた。
心を踊らせながら大好きな人が待つ家の扉を開けると……
なんとサンタさんに出迎えられた。
立派な白い髭付きの。
O「だってクリスマスだから！」
髭でよく見えないけどたぶんドヤ顔、目が語ってる。
O「ほら！早く入って入って！」
S「わっ！ちょっ！」
背中を押されるがままリビングへと。
S「ぅわ……すご……」
テーブルの上には所狭しと置かれた豪華な料理たち、
その隣で光る2人で飾り付けたクリスマスツリー。
S「これ1人で……？」
O「ふふっ、ケーキもあるからね♪
さ、座って」
未だ少し呆然としたままの俺を無理やり座らせて、グラスにワインを注ぐ。
S「ワイン……」
O「そ、オシャレでしょ？」
S「あなたワインに詳しかったっけ……？」
見た感じちょっと有名でお高いやつ。
O「……松潤に教えてもらった」
S「やっぱり」
頼りになります、うちの末っ子は。
ふふっと笑う俺にグラスが差し出された。
O「よし、食べよ」
そう言った彼に気になることを一つ……。
S「ねえ」
O「ん？」
S「髭……」
O「あっ」
ハッとして口元を抑える仕草が可笑しくて笑ってしまった。
O「わすれった」
そう言いながら外してテーブルの端にポイッとして俺に笑顔を向けた。
言わなかったけど、
あなたが優しく笑った時、
どうしようもなく愛しくて、胸がキューンとしたんだよ。
O「じゃあ改めまして……
翔ちゃん」
S「ん……？」
O「来年のクリスマスも一緒にいようね」
S「うん……」
グラスを合わせて、
“Merry X'mas”
*
X'mas 2018〜N×S〜→←Oさん 38years HBD
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作者名：あーこ | 作成日時：2018年11月3日 0時
