◇104◇ 好き？ *Masaki* ページ8
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雅「…ニノ？ どうし・・・あっ。
Aも可愛いことするね〜」
和「・・・///」
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さっきまで話をしていたニノが急に動かなくなったから、
どうしたのかと思ってニノの方を見ると、Aがニノの肩にコテンと頭を乗せて、
腕を絡ませてる姿が目に入った。
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ニノは俺の言葉を聞いた途端俯いちゃって。
表情は見えないけど、耳が真っ赤になってるから多分照れてるね(笑)
あひゃ。 可愛いなぁ〜。
それにしても、寝ているとはいえAも大胆なことするよね。
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雅「…ねぇニノ」
和「…ん？」
雅「ニノは…Aのことどう思ってんの？」
和「えっ？ どうって…？」
雅「好き？」
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俺の問い掛けに少し驚いたように目を見開いたニノは、
視線を俺から自分に寄りかかって眠るAに移して、小さく呟いた。
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和「・・・好き、だよ」
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俺の質問に答えたのか、眠ってるAに言ったのか、分からないような甘い声で呟いたニノ。
Aを見ているニノの目は、優しさと愛しさに満ち溢れていて…
見てるこっちが恥ずかしくなってくる//
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心「…やっぱり好きだったんだねぇ〜」
雅「えっΣ!?」
和「…Σ!!」
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突然ニノと俺以外の人の声が聞こえて、
ビックリして俺に寄りかかって寝ていたはずの心結ちゃんのことを覗き込むと
まだ寝起きで眠いのかゆっくりと瞬きをしながらフフッと笑った。
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雅「いつから…起きてたの？」
心「ん〜…
“ニノはAのことどう思ってんの？”って
雅紀くんが聞いてたところらへんかな(笑)」
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そう言いながら体を起こした心結ちゃん。
「ん〜！」って電車の中だから控えめに伸びをして、
俺の右隣に座ってるニノとAを見た。
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心「あれ…Aも寝ちゃってるんだ…
…ってか、どういう状況？(笑)」
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ニノの肩に頭を乗せて腕を組んで寝てるAを見て、
驚きながらも「よっぽど安心してんだね〜」って笑う心結ちゃん。
その言葉に、ずっとAを見つめていたニノの口元が緩んだ。
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作者名：二宮 來侑 | 作成日時：2013年3月9日 12時
