◇141◇ かわいい/// *Kazunari* ページ47
.
.
.
Aをギュッと抱きしめたまま、体の向きをゆっくりと横にして
布団の上でお互い向き合うような体勢になる。
Aの顔を見たかったからっていうのもあったけど、
自分からこんなことしておいて、
それなのにすっげードキドキしちゃってることがAにバレないように……
さっきの体勢じゃ、俺の心臓の音、Aに丸聞こえだもんね。
.
体勢を変えると同時に、足だけはホールドから解放してあげた。
もう、諦めたのかなんなのか…
バタバタ暴れることはなくなったからね(笑)
.
和「…A？」
「ん？」
.
俺が名前を呼ぶと、胸に埋めていた顔を
ゆっくりと上げて俺を見つめてくるA。
.
俺とバチッと目が合うと、
至近距離だからか、恥ずかしいのか……
Aの顔がぼわっと赤くなった。
んふふ、かわいい///
.
Aも俺と一緒で、この状況に
ドキドキしてくれてるのかな？って思ったら
なんだか嬉しくなって、思わず笑みがこぼれた。
.
和「ふふっ……」
「……なに笑ってんの？」
和「んーん。 なんでもないよ」
「…？」
.
急に笑い出した俺に、理由が分からずポカンとしてるA。
頭に(？)が浮かんじゃってる(笑)
.
でも……さ。
こんな、2人だけの優しい時間が流れてても
さっきから、Aの肩越しに見える部屋の風景に
俺の心は変なザワつきを感じはじめてる。
.
和「それよりさ……」
「ん？」
和「ここって…Aの部屋なの？」
「うん…そうだよ？
まぁ、翔の部屋でもあるけど」
.
.
◇142◇ 13年間 *Kazunari*→←◇140◇ 低く、甘く…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：二宮 來侑 | 作成日時：2013年3月9日 12時
