◇大丈夫使用禁止命令◇ 【NINO】 Part3 (ページ42)

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◇136◇ 雅紀らしい(笑) ページ42

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雅≪マジで!? そんないっぱい入ってたの？≫

　「そうみたい。

　 …っていうかさ、このケーキ雅紀も食べたんだよね？」

雅≪あ、うん。ニノと同じだけ食べたけど…≫

　「雅紀は大丈夫だったの？」

雅≪うん、大丈夫だったみたい(笑)

　特になにも変わってないよ≫

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雅紀は大丈夫だったんだ……

同じ量食べてんのに。・・・不思議(笑)

全くなんともない人と、歩けなくなるくらいフラフラになる人が出るなんて。

和も隣で“なんでぇ!?”って言ってるし。

やっぱ体格の差とか、アルコールへの強さとかが関係あるのかな？

・・・だとしたら、和は成人してもあんまりお酒飲めないかもだね(笑)

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雅≪……ぁ≫

　「…？」

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私がひとり、頭の中でそんなことを考えていた時、

雅紀が小さく声を漏らした。

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　「…どしたの？」

雅≪…あ、いや、えっと……(苦笑)≫

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明らかに様子のおかしい雅紀。

なんか・・・動揺してる？

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　「なに、どーしたのよ(笑)」

雅≪それが……箱の表にさ、書いてあったんだよね；≫

　「書いてあったって？」

雅≪……ブランデーが沢山入ってるってこと。

　それから……大人向けのケーキだってことも≫

和「はぁ!!?!」

　「・・・・・^^;」

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雅紀の言葉に隣で大声をあげる和。

それを見て、苦笑いの私・・・

そんな大きな声出したら、和がいること雅紀にバレちゃうよ～(笑)

ま、別に隠してるわけじゃないけど。

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っていうか、箱の表にご丁寧にブランデーが入ってることが書いてあるのに

それに気づかないで友達に出しちゃうなんて、なんとも雅紀らしいよね(笑)

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まぁ、そのせいで和はあんなになっちゃったわけだから

笑い事ではないんだけども(笑)

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そして、雅紀との電話を切ったあと・・・・・

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和「…アイバカ。マジありえない」

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・・・と、和がひたすら繰り返すようになった……ってわけです(笑)

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