◇131◇ 酔っぱらった原因 ページ36
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和「…相葉さん家」
「雅紀ん家？」
和「うん。 今日は相葉さん家に行ってたんです。
一緒にゲームする約束してて…」
「そっか。」
和「だけど、相葉さんとゲームしてたら、だんだん頭がボーッとしてきて…
普段だったら絶対負けないのに、負けまくっちゃって(笑)
で、相葉さんになんか変だって言われて… 帰ることにしたんだけど…
そっから先の記憶がないんだよね…」
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「う"〜ん」って唸りながら、眉間に皺を寄せて
必死にそれから先のことを思い出そうとしている和。
なんだかその一生懸命な姿が可笑しくて、思わず笑ってしまった(笑)
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和「なぁんで笑ってんの？
こっちは真剣に考えてるのに！」
「ふふっ。 ごめん、ごめん(笑)
…ねぇ和。 雅紀ん家で何か食べたり飲んだりした？」
和「相葉さん家で？
うーん・・・
あっ！ ケーキ……」
「ケーキ？」
和「うん。 なんかチョコレートケーキみたいなやつ食べた。
…でも、なんか変だったんだよね」
「変って？」
和「チョコレートケーキなのに、あんまり甘くないっていうか…
ちょっと苦かったかも」
「…それかも」
和「…？」
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何が？って顔して私を見ている和。
和は自分が酔っぱらったせいで、記憶が飛んじゃったことに
気づいてないみたいだね…
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でも、和の言葉でやっと、酔っぱらった原因だろうものが分かった。
きっと、そのチョコレートケーキに、お酒が沢山入ってたんだと思う。
普通は…香りとかで分かるはずなんだけど・・・；
和は、なんか変だな、って思いながらも普通に食べちゃったんだろうね(笑)
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・・・まぁ、とりあえず、和がお酒飲んじゃったんじゃなくて良かったぁ〜。
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作者名：二宮 來侑 | 作成日時：2013年3月9日 12時
