◇124◇ やっぱり *Sho* ページ29
.
.
.
Aと２人がかりで、いつの間にか眠ってしまったコイツを
起こさないように布団に寝かせる…
…って言っても、コイツ酔っぱらってるから
起きる気配なんて微塵もなかったけど(笑)
.
「…で？
何でこんなことになったの？」
.
布団の上でだらしなく寝てる和に、
掛布団を優しくかけてやりながら聞いてくるA。
その瞳は本当に愛おしそうに和を優しく見つめていて…
やっぱり好きだったんじゃん(笑)って心の中で思ったけど、
言ったら何が起こるか分からないから、心の中だけでとどめておくことにした。
(前に余計なことを言って、すごい勢いのグーパンチが飛んできたことがあるから(笑))
.
翔「コンビニの帰りにさ・・・」
.
それからさっきの帰り道であったことを、
見たまんま順を追ってAに話していった。
.
「なるほどねぇ…完全に巻き込まれたわけだ(笑)」
翔「そういうことになりますね(笑)」
「でも、何でお酒なんか…
和、そういうことするタイプじゃないと思うんだけどなぁ…」
翔「何かあったのかね？」
「うーん。
もし何かあったとしても、お酒飲んだりするかなぁ…」
翔「…まぁ、こればっかりは本人に聞いてみるしかないわな」
「そうだね…
・・・・・あっ、翔？」
翔「ん〜？」
「…和のこと、ありがとね」
翔「おぅ」
.
ニコッと可愛く微笑んでそう言ったAは、視線を部屋にある時計に移して
「洗濯物、取り込んでくるね」って部屋を出て行った。
.
・・・さて、俺はコイツが目覚めるまで、何してようかな。
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 78人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：二宮 來侑 | 作成日時：2013年3月9日 12時
