◇113◇ まぁくん ページ17
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「お兄ちゃんはねぇ、私のお友達だよ？」
蓮「…おともだち？」
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私の言葉に、雅紀を見上げて小首を傾げた蓮。
それを見た雅紀は、蓮と視線が合うようにしゃがみ込んで、
いつもの太陽のような笑顔で話しかけた。
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雅「そうだよ、Aちゃんのお友達^^」
「まぁくんって言うんだよ？」
雅「ちょ、A、まぁくんって…；」
「ふふっ、いいじゃん(笑)
まぁくんの方が呼びやすいだろうし、親近感あるし。ねぇ？」
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私がそう言いながら蓮の方を見ると、
蓮はニコッと笑って雅紀を見ながら名前を呼んだ。
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蓮「…まぁくん？」
雅「え？ あ、うん…///
ぼくは？ お名前なんて言うの？」
蓮「…れん」
雅「れんくんかぁ。
かっこいいお名前だね！」
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雅紀に頭を撫でられた蓮は「ふふっ」って嬉しそうに笑う。
蓮も人見知りはそんなにしない方だし、
笑顔がとっても優しいから雅紀にも大分慣れてきたみたいだね。
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蓮「ねぇねぇ、まぁくん。
…いっしょにあそぼぉ？」
雅「ふふっ、いいよ。」
蓮「じゃあ、あっちいこー！
ふーたもいくよ！」
楓太「はーい」
雅「わぁっ!!
れんくん、そんなに引っ張らなくてもちゃんとついて行くって〜(笑)」
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雅紀が一緒に遊んでくれることになって、そうとう嬉しかったのか
テンションが上がった蓮は、楓太と雅紀の手をすごい勢いで引っ張って、
おもちゃの置いてあるところに歩いて行った。
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「あんまりまぁくんにワガママ言っちゃダメだからねぇ〜？」
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私がそう叫ぶと、蓮からは「は〜い！」といいお返事が返って来たけど…
あのハイテンションでちゃんと守れるかは分からないかなぁ…(笑)
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作者名：二宮 來侑 | 作成日時：2013年3月9日 12時
