◇110◇ マジかよ… *Sho* ページ14
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「ただいまー…」
翔「おかえり〜」
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帰って来るなり、「あ"ぁ〜…」っておっさんみたいな声を出しながら、
ラグの上にぐで〜んと横になるA。
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翔「なに(笑) 疲れたの？」
「…うん」
翔「今日遊びに行ってたんでしょ？
楽しかったんじゃないの？(笑)」
「…楽しかったけど…
なんか色々やらかしちゃって…」
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「はぁ〜…」とため息をついてさらに脱力するA。
…それにしても友達と遊びに行ってやらかすってどういうことだ？(笑)
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翔「やらかすって何したの？(笑)」
「ん〜？
…翔、ちょっとこっち来て？」
翔「…？」
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俺が何したのかを聞くと、横になっていた体をゆっくりと起こして手招きするA。
よくわからないままAの方に近づいて行くと、
自分の隣をポンポン叩いて俺に座るように促してきた。
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「帰り、電車乗った時ね…疲れて眠くなっちゃって…
寝ちゃったみたいだったんだけど、起きたらこうなってた…」
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そう言いながら、隣に座った俺の肩に頭を乗せて、
腕を組んでくるA。
何てコメントしたらいいか分からず、黙っていると
ゆっくり続きを話し出した。
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「…しかもね、それ…
この間、本屋さんで会った男の子…」
翔「はっ？ マジかよ…」
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驚いて思わず声を上げた俺に、
Aは「マジだよー…」ってため息交じりに言いながら
またラグの上に横になった。
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作者名：二宮 來侑 | 作成日時：2013年3月9日 12時
