52話/偽り ページ12
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藍沢は私の動揺を全く理解せず、淡々と言った。
藍沢 ｢だから好きだと言ったんだ。
救命にいた時から、俺にとってAは憧れで、ずっと好きだったんだ。
付き合いたいとかは思わない。
ただ、好きだと知っていて欲しかった。｣
私は藍沢は恵のことを想っていると思っていた。
A ｢私、藍沢のことは好きだよ。多分。
でも、違うの。
この"好き"は、恋愛の好きじゃない。｣
少しだけの嘘を交えて、泣きそうな顔を無理やり笑顔に変えて。
藍沢 ｢…そうか。｣
この時の藍沢の顔を私は、絶対忘れることが出来ない。
悲しい嘘で、傷つけてしまった。
数日経つと、退院が決まった。
手続きを受付で済ませていると、隣でも同じように退院手続きをしている、知り合いに出くわした。
A ｢
ずっと無理させてた…？｣
心優しい彼女にまで、心配を掛けてしまったことを悔やむ。
A ｢そうじゃないよ。
佐伯 ｢うん。
そうだ…。二宮さんの退院後の記者会見とかさ、Aちゃんの担当だったけど、代わろうか？｣
A ｢大丈夫、私がやるよ。
じゃあこのあとは私に任せて！
休んでた分、しっかり働かなくちゃ。｣
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MAIKA(プロフ) - 続きが気になります！続きお願いします！ (2017年12月12日 13時) (
レス) id: 1eca5a29ec (このIDを非表示/違反報告)
麻里(プロフ) - 奏羽さん» ありがとうございます。私のペースで頑張らせて頂きます。 (2017年11月17日 23時) (レス) id: e0df6ff759 (このIDを非表示/違反報告)
奏羽(プロフ) - 面白いです。これからも頑張ってください (2017年11月17日 19時) (レス) id: 5b2478328b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀華 | 作成日時：2017年11月8日 19時
