51話/秘密 ページ11
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点滴を調整していた、はるかが目に映る。
A ｢…はるか？｣
冴島 ｢A…？
ちょっと待ってて、今藍沢先生を呼んでくるから！｣
パタパタと足音を鳴らし、病室から出ていくはるかの後ろ姿を見送る。
それから、すぐに藍沢はやってきた。
藍沢 ｢いつからだ。｣
A ｢何が？｣
藍沢 ｢いつから症状がでてる。｣
A ｢さーね。もう覚えてないよ。昔過ぎて。
で、あとどれくらい？｣
ずっと隠し続けてきた。
誰にも言わずにおこう。
そして独りで消えてしまおう。
そんなふうに考えてた私は、浅はかだったのだろうか？
藍沢 ｢確かなことは言えないが、長くてあと2年。
短くてあと1年。
なんで、言わなかった？
救命の時から自覚症状はあっただろ？！｣
A ｢言えるわけないじゃん。
言えば藍沢はヘリから降ろしたでしょう？｣
藍沢 ｢そんなの当たり前だ。
Aには生きてて欲しい。
俺は、
俺は、
Aが好きだから。｣
病室がやけに静かだった。
私にとって、想いを寄せていた彼からの告白なんて予想もしていなかった事で。
状況を上手く整理するのが難しかった。
A ｢何言ってんの…？｣
やっと出たその声は酷く掠れていた。
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MAIKA(プロフ) - 続きが気になります！続きお願いします！ (2017年12月12日 13時) (
レス) id: 1eca5a29ec (このIDを非表示/違反報告)
麻里(プロフ) - 奏羽さん» ありがとうございます。私のペースで頑張らせて頂きます。 (2017年11月17日 23時) (レス) id: e0df6ff759 (このIDを非表示/違反報告)
奏羽(プロフ) - 面白いです。これからも頑張ってください (2017年11月17日 19時) (レス) id: 5b2478328b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀華 | 作成日時：2017年11月8日 19時
