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「まだいたのか？」
背中越しに聞こえたのは松本さんの声でぼんやりしていたことにハッと気付き慌てて立ち上がる
重ねてあった書類を落とし思わず可愛げのない声が出たり
踏んだり蹴ったり…
ガタガタと音を立てながら落とした
「なに慌てて「痛っ…」
一緒に拾ってくれる松本さんに申し訳なくてさらに焦るわたしの指先に磨ルドイ痛みが走ったのは鮮明な血を見て初めて理解した
紙で手を切ったこと。
その指先の小さな傷から溢れる鮮血に迷うことなく少し厚めの唇を這わす松本さん…
ちゅっと吸われた傷口が切った痛みとはまた別のものだと頭は認識するのだが抵抗することすら忘れその光景を瞳を見開き見入ってしまった
「んっ…
危なっかしいな、本当…
定時過ぎてだいぶ経つぞ
残業代は出ないから…な…？」
視線が絡み先ほどのことがフラッシュバック。
顔が熱くなる
ガタガタッ！音がなり部署入り口を松本さんとほぼ同時に見る
「かずな…り…」
ECO電で薄暗い廊下の彼の表情までは見えなくて、ただやましい事や後ろめたい事なんてなに一つしていないのに…無いはずなのになんでこんなにここから逃げ出したいと思うのだろうか…
「A帰ろ」
わたしの手を引き松本さんに"お疲れ様〜"と緩く小さな会釈のみし和也はズンズンと会社から帰路へとつこうとする
「ちょっ、和也？」
立ち止まると彼はすんなり止まってくれて、
振り返った彼の瞳は少し寂しそうな色をしていた
掴まれていた手もいつの間にか離れて、「じゃ、また明日」と彼の背中を見送った
松本さんとの気まずい空間から逃がしてくれた…と捉える事にしよう…
スマホが振るえ手に取ると雅紀の文字に現実へと呼び戻された
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しろねこ(プロフ) - 桃加さん» 最後までお付き合いありがとうございました＊大野さんとのラブエンドも考えたのですがしっくりくるのはこっちだなぁ…とまた好き勝手しちゃいました。。大野さん視点も面白そうですよね(´｀)彼の心の変化もみてみたい笑/またよろしくお願いします＊.* (2015年12月7日 23時) (
レス) id: a76c26426b (このIDを非表示/違反報告)
桃加(プロフ) - 終わってしまった...( ；∀；) 主人公は主人公なりにけじめをつけたんですね。 おもしろい素敵なお話でした！ありがとうございました！！( ；∀；) 大野さんサイドのお話 読んでみたいです\(´▽`)/ 次回の作品も楽しみにしています！ (2015年12月7日 20時) (レス) id: 331fde86d9 (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ(プロフ) - asamiさん» 相葉さん残念な感じで申し訳ないです(´｀)ニノさん贔屓が激しく猛反省してます(*´□`*)やっと方向修正…ニノさんオチで書きたかっなぁ… (2015年11月23日 23時) (レス) id: a76c26426b (このIDを非表示/違反報告)
asami(プロフ) - 相葉さん、頑張れっと応援してしまう私がいます(*´ー｀*)続きが楽しみです♪ (2015年11月17日 14時) (レス) id: 178d660310 (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ(プロフ) - komaさん» 初めまして！コメントとっても嬉しいです(*^^*)大野さんの口調とか違うんだろうなぁ。とか思いながら手探りで書いてます(o'ー'o)評価が下がる下がる…笑/引き続きお付き合いよろしくお願いします(*^^*) (2015年10月28日 22時) (レス) id: a76c26426b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろねこ
| 作成日時：2015年10月27日 2時
