今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:2,469 hit
小|中|大
(6) ページ7
.
入学式の日は簡単なオリエンテーションをしただけで学校はすぐ終わった。
‘A、チャリ通なんかあ。いいなあ’
「いいやろ〜、夏希家遠いん?」
‘んー、まあ電車で30分くらいかなあ’
「それやったらまだ許容範囲やね」
「私こっちやわ、バイバーイ!」
‘うん、また明日!’
夏希と別れて自転車を漕ぎ出す。
だいぶ家に近くなった頃、
赤信号で止まった時、向かい側に見たことがある人が自転車に乗っていた。
その人は、私が青高を受験する最大の目的となった人であり、私の大好きな人。
「神ちゃん!」
神ちゃんも私がいることに気づき、笑顔で手を振った。
*
近くの公園に自転車を止めてふたりでベンチに腰掛ける。
「それにしても大丈夫なん?
部活始まるんちゃう?」
『全然いける!今日自主練やから』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あさひ | 作成日時:2018年8月30日 18時