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ずっと憧れてた青西高校の制服を着て、入学式へ向かう。
お母さんは仕事が忙しいらしく、
入学式の後そそくさと帰っていった。
粛々と式が行われた後、各教室へと向かった。
‘いや、マジで奇跡やん!同じクラスで良かった〜’
なんと、私と夏希は同じクラスだった。
青西高校は国際科と普通科の2学科制。
国際科が2クラス、普通科が8クラスの計10クラス。
私が所属するのは普通科。
夏希の言う通り、同じクラスになるのは奇跡に等しい。
「ほんまに!とりあえず良かったわ〜」
既に少しだけガヤガヤしている教室に入った時、
私は石になったように固まった。
‘ん、どうしたA?’
夏希が私の様子に不思議そうな目を向けた。
『あ!にわとり!』
私を見つけるなりニコニコしながらそう言った。
「何で重岡くんがここにおるん」
そこにいたのは紛れもなく重岡くんだった。
『何で?何でってここ俺のクラスやから』
何言ってんの?とでも言いたげに重岡くんはそう言った。
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作者名:あさひ | 作成日時:2018年8月30日 18時