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もうすぐ夏休みも終わり。
夏休みの間も青高や近くの学校で男バスの試合がある時は必ず行っていた。
今日もそんな日だった。
あの人、また来てるなあ.....
試合終わり、神ちゃんと話している女の人。
私が知る限り、あの女の人もよく試合に来ている。
そして試合終わり、ほぼ必ず神ちゃんに声を掛けている。
誰なんやろう....
多分、いや絶対あの人も神ちゃんのこと好きやろうな。
＊
‘みんな久しぶりー！...ってAはそんな久しぶり感ないけどな’
夏休みが終わり、2学期が始まった。
「よく試合見に行ってたからね」
「なあ夏希。聞きたいことあるんやけど」
‘ん？なに？’
「試合の時にほぼ毎回神ちゃんに声掛けてる女の人おるよね？あの人って誰なんやろうって気になって...」
そう言うと、夏希は‘やっぱり気づいてたか’と少し残念そうに言った。
‘私も気になってて、先輩のマネさんに聞いたねんけど。あの人、青高で神山先輩と同じクラスらしいねん’
‘ほんで、遠くの学校の試合でもほぼ毎回見に来てる。先輩のマネさんは絶対神山先輩が好きなんやろうなって言ってた’
マジか....遠くの学校でも行くなんて。
‘A！急がないと、取られちゃうかもよ！’
夏希が顔をグッと寄せてそう言った。
‘もうすぐ文化祭やん！その時に告っちゃえ’
「えっ、それは無理やって！文化祭なんか、あと1週間ちょっとしかないのに」
‘何言うてんの！？早くせんとほんまに取られちゃうかもせえへんねんで！’
‘逆に言うたらまだ1週間あるってことやで。何言うか考える時間はいっぱいあるやん！’
そうやけど....誰かに告ったこともないのに、どうやってしろって言うんよ.....
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作者名：あさひ | 作成日時：2018年8月30日 18時
