表情の裏の感情＊N＊ (ページ10)

今日:5 hit、昨日:2 hit、合計:76,768 hit

＊10＊ページ10

車ってこんなに距離近かったっけ。

心拍数がどエライことになってるであろう私の心臓。

和「家は実家？？」

私「あっ、はい…。一人で住むにはちょっと辛いお給料なので…(笑)」

和「ふふっ、そうか(笑)」

ドキドキに耐えながらなんとか家にたどり着いた。

和「じゃ、また明日ね」

私「ありがとうございました、お疲れ様です」

二宮さんは私が家に入るのを確認してからエンジンをかけて帰って行った。

ガチャ

私「ただいま～」

母「お帰りなさい、遅かったわねー。お母さんもう寝るから、晩御飯自分でしてちょうだいね」

私「うん、分かった。」

母が作ってくれてた晩御飯をレンジで温めて食べ始める。

ふと今日1日の出来事を思い出していた。

なんか色んな二宮さんを知ってしまって、頭の中が二宮さん色に染まっている。

なんでこんなに頭から離れないんだろう。

明日どんな顔して会えばいいんだろう。

色々考えたが、どうも疲れていて頭が回らなくなってきたので、とりあえずすぐお風呂に入って寝る準備をした。

ベッドに入るとまた二宮さんのことを思い出す。

私「二宮さん…」

そうつぶやきながら私はいつのまにか眠っていた。