表情の裏の感情＊N＊ (ページ12)

今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:76,764 hit

＊12＊ページ12

私「おはようございます」

会社に着くと藤野さんはもう仕事を始めていた。

藤「あ！Aちゃん！！会議のまとめすごくよく出来てたわ！さすが！！私が育てただけあるわー♫」

素直に嬉しい。

私「あ、ありがとうございます//」

藤「あら？？Aちゃんがそんか照れた顔して…、始めて見たかも。可愛いじゃない(ニヤリ)」

なんだか藤野さんが楽しそうだ。

私「私…、頑張ります…。また色々教えてください…。」

藤「ふふっ、もちろんよ。頑張りましょうね。」

そうこうしていると二宮さんが出勤してきた。

和「おざっす…」

昨日の夜と違って、また何かバリアを張っているような、無愛想な二宮さんに戻っていた。

遠くから私は見ているだけだけど、私が見つめすぎたのか目が合った。

すると口角を少し上げてニヤってする二宮さん。

和「(おはよ)」

私「！？」

口パクで私におはようと言ってきた二宮さん。

えっ、私！？

いや、私じゃないんじゃないかと思って後ろを見たけど誰もいなくて。

オロオロしていると、腕全部で顔を隠して笑っている二宮さんが…。

私「(ペコ)」

とりあえずなぜか私は頭を下げた。

すると二宮さんはまた笑って自分のデスクへと歩いて行った。

私「？？？？？」

藤「どしたのー？？なんか心ここにあらずって感じだけど(笑)」

私「いや、何でもないです…」

私はまた顔をリセットさせて、仕事に取り掛かった。