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おつまみとビールを買って帰る。
部屋に入って前髪をちょんまげにしてメガネをつける。
スイッチオフの瞬間。
お気に入りの淡いブルーの膝下まであるワンピースに黒色のレギンスを履く。
ルームウェアに身を包み、さぁベランダに行こうと思った時に気がついた。
私「あっ、夜ご飯買ってない」
わたしとしたことが。
人間として生きていく上で晩御飯を忘れてしまうなんて…。
さすがにおつまみだけじゃなと思い冷蔵庫を開けるが特に何もない。
仕方なく財布を手に取り、マンション前にあるコンビニへ足を運ぶ。
夕飯時なのでコンビニにしては混雑している。
入ってすぐサラダコーナーに向かうが残り１つのサラダが目に入り、ダッシュで駆け寄る。
すると横から違う手が伸びてきた。
私「あっ…」
智「あっ…」
大野さんだ。
私「あっ、大野さん…」
智「あっ、ごめん、これ買うんだよね？」
私「いやっ、大丈夫です、違うのにします！」
するとムッとした顔になる大野さん。
智「んー、これはねー、一緒に食べたら？ってことだと思うんだよね。うん、よし、一緒に食おう。」
…。
…。
えっ？？
私「一緒に食べるんですか？」
智「だって1個しかないんだもん、部屋隣だし一石二鳥でしょ。」
すると何か閃いたかのような顔になる。
智「ねぇ！俺ん家で一緒に絵描きながら食べようよ！」
また私がキュンとしちゃうセリフを言う…。
はいって即答したい。
でも声が出ない。
どうしたらいいのか分からない。
そしてまたフリーズしてしまう。
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作者名：みょーちん
| 作成日時：2018年4月24日 0時
