ルリトウワタ (ページ2)

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10分電車に揺られて降りてから徒歩10分の所に家がある。

その道中でビールを買い、家に帰って、前髪をちょんまげにして一気にオフモードになる。

簡単に夕飯を済ませて、ビール片手に大好きなベランダに出る。

すると今日も聴こえる。

？「ふーふふん～♫」

よくベランダにいると聴こえてくる、隣の人の歌声。

きっと男性なんだろうが、とても綺麗な歌声だ。

この声が大好きでベランダにいる自分もいる。

？「♫やーさしい香りがしていた～かーぜがー小さな頬を撫でる」

やっぱりとても綺麗な歌声だ…。

この歌は今日ライブが始まった日本の有名なアイドルの歌。

そう、日本人なら知らない人はいないのではないか？というぐらい有名な歌『花』である。

私も大好きな歌。

本人には申し訳ないが、隣の人が歌う『花』が大好きである。

？『そっと～笑顔が咲くような～心が触れ合う～このまま～』

今日も聴けた喜びでビール2缶目に突入だが、気分が良いので気にしない。

そして絵を描き始める。

季節は春になり、夜風がとても心地よい。

絵を描いていたらいつも時間を忘れてしまうので、11時にアラームを鳴らしている。

今日もたくさん筆が進み、気分の良いまま眠りについた。

～翌朝～

ピピピッ

今日もいつも通り7時に起きて仕度をする。

いつも通り8時に家を出て駅まで歩く。

そしていつも通り10分電車に揺られて会社のある駅に着く。

愛「Aおはよー！」

私「あっ、愛ちゃんおはよ～！」

愛「今週末のパーティーの服決めた？」

私「ううん、まだ…。でも私なんか着飾っても何も意味ないからとりあえず家にあるワンピース着ていくかな～？ドレスなんて持ってないし(笑)」

愛「だよね。私も家にある服にしよ～。」

そんな会話をしながら出社した。