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日本のエンターテイメントを担う１つの大きな会社があります。
それは『AMNOSクリエイティブ株式会社』という、才能溢れる五人組が先頭に立って創り出している会社である。
そこに派遣社員として派遣されたAは、ここで働き始めて半年になる。
簡単な事務作業ではあるが、日々膨大な量の仕事をこなしている。
これも自分の趣味の為。
Aの趣味はビールを飲みながら絵を描くこと。
大好きな風景画が描ければ幸せである。
昔から地味だと言われ続け、地味な学生生活を送り、恋愛とは無縁だった。
28歳になったが交際経験なし。
だがそんな自分は嫌いではない。
なぜなら大好きな絵が描ける環境にいるからである。
家はごく普通のワンルームマンションだが、ベランダが広く春夏秋冬で変わる景色が最高に綺麗な家を選んだ。
その家のベランダで絵を描いて過ごすのが日課である。
今日も膨大な量の仕事をこなし、定時で会社を出る。
すると誰かに呼び止められた。
？「A〜！！待って〜！！」
私「あっ、愛ちゃん」
河野愛は私の友達でもあり、同僚でもある。
初めての派遣先で一緒になり、意気投合してから仲の良い友人だ。
久々に同じ会社で働くことになり、時間が合えば一緒に会社を出ている。
愛ちゃんは身長が高くクールビューティだが、私と同じく、派手な生活とは無縁の同士である。
私と違う所といえば、結婚しているところだろう。
今日も一緒に駅まで歩きながら話している。
愛「A聞いた？？今週末にうちの会社全員が参加のパーティーがあるって…」
私「うん…、聞いたよ…。」
2人のテンションが下がるのも無理ない。
今日AMNOSクリエイティブ株式会社が手がけた日本のトップアイドルのステージが無事にスタートした、記念すべき日である。
今までで1番大きな仕事だった為、社長が慰労会を開くと言い、社員全員参加のパーティーが開かれることになった。
愛「なんで！？なんでうちらも参加なの？？？ただの事務員なのに…」
私「だよね…、なんで全員なんだろ…。しかも服装とかどうしたらいいか分かんないし…。」
パーティーの話でテンションが下がるが2人は駅に着き別れた。
愛ちゃんは私とは反対のホームなのでいつも駅でお別れする。
私「さてと、ビール買って帰るか…」
そうつぶやいて電車に乗った。
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作者名：みょーちん
| 作成日時：2018年4月24日 0時
