【続】表情の裏の感情＊N＊ (ページ5)

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クッキングの巻＊1＊ページ5

この前、お父さんがくれたワインを飲もうということになり、週末の金曜日、二宮さんの家に行くことになった。

せっかくワインを飲むから何か作ろうということになり、仕事終わりにスーパーで食材を買って2人で帰る。

二宮さんの家に上がって食材をキッチンに置くと、二宮さんが急に私を後ろから抱きしめた。

私「ひゃっ」

最近の二宮さんはこういう愛情表現をよくしてくれる。

和「ふふっ(笑)ひゃっって(笑)なんでそんな可愛い反応するの(笑)」

後ろで二宮さんが爆笑している。

私「うぅ、まだ慣れないですこういうのが…」

和「Aちゃんの反応がいちいち可愛いすぎるんだよ(笑)」

ギュッとしていた手を離してくれて、料理を始める。

今日作るのはスパゲティー。

二宮さんが手際良く野菜を切って行く。

私はパスタを茹でながら、フライパンの準備をする。

2人でした分あっという間に出来上がって、テーブルにパスタとおつまみのチーズを置く。

2人とも座ると二宮さんがワインをあける。

ポンッといい音が鳴ると、ふわっとワインの香りが広がる。

和「わっ、すげぇいい匂い」

私「ほんとだ～」

グラスにワインを注いで、乾杯する。

口に入れると苦い味わいの中にほんのり甘さが出てくる。

和「おいし…」

私「うん、美味しいですね！」

飲みやすくていつもより早いペースでワインを飲んだ。