能力者【storms】 ““出会い”” (ページ43)

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いま愛を語ろうページ43

櫻「えっ！」
二「あれ、私も聞いてたんですよ。ベランダに一番近い部屋ですし。」
櫻「き、きいてたんだ。」
　てっきり誰も聞いてないと思っていたため驚いた
二「だから私、それを聞いて余計に腹が立ったんですよ。」
櫻「そう、だったんだ。でもさ、前は相棒って人がいたのに、なんで、『仲間なんて…』って言ったんだろ。」
松「普通にその人がいなくなったからじゃね？言っちゃ悪いけど、よくあることだし,,,」
　バーリアントと戦うため、年間十数人、多いときには数十人もの能力者が亡くなってしまう。
　かつて一緒に戦った仲間も任務の数日後には亡くなってしまった事もよくあることだった。
櫻「ん～」
プルルルル
櫻「ん、電話。もしもし。」
社「あー、ユーたち聞こえる？」
櫻「しゃ、社長っ！？」
　通知欄を見てなかったため、相手が社長だとは全く思ってなかった。
社「そうだヨ。ユーたち明日の10時にこっち来てくれないかい？」
櫻「『こっち』と言うのは、社長室と言うことですか？」
社「そうだヨー。要件は明日言うから、よろしくねー」
ガチャ
櫻「あ、社長！」
松「社長が何だって？」
櫻「…わかんない。」
松,二「はい？」
　思ってもいなかった返事に二人はすっとぼけたような返事をした

琉「で、明日の午前の10時に社長室に来いってことね。」
櫻「うん、要件はその時に言うって。」
　
二「明日って、これまた急ですね。」
松「他に何か言ってなかったの？」
櫻「いや、言ってない。けど、任務とかそう言うのじゃ無いと思う。」
相「なんで？」
櫻「ん～社長の声の雰囲気。そこまで重い感じじゃなかったから。」
琉「ま、とりあえず明日はとりあえず社長のところに行く。その後は、内容次第で。」
皆「はーい。」
　夕飯を終え、先ほどの電話のことを話し、今日は一応解散(このあと自由)になった
　この社長の要件で翔琉たち「storm」の運命が大きく変わり、翔琉の最悪な過去を知ることになるのを、この時、5人は思ってもいなかった…………