能力者【storms】 ““出会い”” (ページ24)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:5,638 hit

helpless ページ24

昼食を終え、各自自由に過ごしていた。
　そして、リビングには今、新聞を読んでいる翔とゲームをしている二ノと夕飯の仕込みをしている松潤がいた。

櫻「二ノは相変わらずゲーム？よく飽きないね。」
二「そっちこそ、また新聞ですか。私の場合、何種類もありますからね。いくらやっても飽きませんよ。」
櫻「ふーん。松潤は何やってるの？」
松「夕飯の唐揚げの仕込み。」
櫻「もうやってんだ、早。相葉君は？」
二「相葉さんなら、『近くの動物さんたちに挨拶してくる！！』って言って、外に行きましたよ。」
松「迷子にならなかったら良いけどな。」
櫻「動物さんたちが教えてくれるでしょ。じゃあ、翔琉君は？」
二「さあ、二階に上がったきり知らないですね。部屋で何かしてるんじゃないですか？なんでそんなこと聞くんですか？」

翔琉の話になり、少しニノと松潤の機嫌が悪くなる。

櫻「いや、さ。あの人、一人にするとどっか行っちゃう気がして。」
松「別にいいでしょ。一人になりたそうだし。」
櫻「うーん․․․言って良いのかな。社長にさ、言われたんだよ。『翔琉を頼む』って。」
二「どういうことですか？」
櫻「それがね、わかんないんだよね。」
松「はぁ？聞いてないのかよ。」
櫻「いや、聞いたよ？けど聞けたのは、あることが原因で、翔琉君があんな性格になったって事だけ。あとは、翔琉君本人に聞けって。」
二「何ですかそれ、人任せじゃないですか。」
櫻「まあ、その事情は社長は知ってるらしいけどね。多分...」
松，二「多分？」
櫻「多分、翔琉君が俺たちに心を開いてくれるのを待ってるんじゃないかな。社長は。人間不信かはわからないけど、心を閉ざしちゃったんだよ。」
二，松「...」

部屋の雰囲気が下がった頃...

相「...ただいま～」