ずっと、ずっと俺だけに。 (ページ5)

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高木「やっぱ…いないか…。どこ行っちゃったんだろう…」

あの頃は楽しかったなあ～…

二人で買い物に行って、

大ちゃんが俺の布団に入ってきて、

互いが互いに金魚のふんみたいに引っ付き回って。

俺らありやまは最強だった。

ただ、ただ、遊んで、喧嘩して、また遊んで。

これからもずっと、ずーっとこの関係が続くと思ってた。

なのに、なのに。

そう思ってたのは俺だけだったみたい。

最近、大ちゃんがいのちゃんや雄也…

"知念"

と仲良くし始めた。

それなら俺も…

そう思って仲良くしたのが裕翔だった。

泣いたら抱き締めてくれたし、

アドバイスとか、し合った。

楽しかった。

でも、どこか寂しくて。喪失感も合って。

それに俺は、気づかないふりをしてた。

でもいつか、

気付いちゃった。

結局この穴を埋めれるのは大ちゃんだけなんだなって…。