ずっと、ずっと俺だけに。 (ページ31)

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知念「ねぇ、涼介？」

山田「……知念？」

絶対に俺は知念にとって良い人ではないのに、良いメンバーではないのに、知念はふわり、と笑って俺を見上げた。

知念「もうさ、良いよ？…僕もさ、大貴もさ、許してるよ。僕らが悪いのは分かってるよ、ごめん」

思いもよらなかった言葉を言われ、椅子をおりて知念と同じ目線の高さになるよう座る。

知念「僕はさ、今までの涼介も、今の涼介も、大好きだよ。」

山田「なん、で…、俺を庇うの？けなしていいよ、殴っていいよ、……俺が大ちゃんを手放すかは分からないけど…」ﾆｺ

そう笑ったつもりだったけどうまく笑えなかった……、

知念「ほら、涼介はさ、自分で思ってるほど悪い人じゃないんだよ？」

山田「っ……お前にっ…お前に俺の何が分かるんだよっ」

俺が怒ったんだけど、な。知念は気にしてないようにさっきのふわり、とした笑みを浮かべてまた話しかけてきた。

知念「そりゃ、分かるよ。何年一緒にいると思ってんの？

涼介が大貴のこと大好きなのも、伊野尾ちゃんとかゆーてぃーを傷つけたくなかったのも、僕が、いや、僕らが、Hey!Say!JUMP全員、ちゃんっと分かってるから。」

"だからさ、もういつもの涼介に戻ってよ。"

知念「メンバー全員、涼介のことも、雄也のことも、許してるよ。それは僕も。そして大貴も。

…涼介。大貴をつれてきてくれる？皆でちゃんと話し合おう？」ﾆｺｯ

知念の、その言葉に、俺は…頷いて立つので精一杯だった。