ずっと、ずっと俺だけに。 (ページ22)

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山田「うふふ、うふふっ」

おはようっ！

伊野尾ちゃんはまだかな、まだかな、と楽しみにしている山田です♡

とある公園で会う約束してて。でも、少し早く来ちゃった。

伊野尾「おはよ、う。」

山田「おはよう。いのーちゃん♡さ、行こっか。」

おはようの声が聞こえたから後ろを振り返ると少し強ばった顔のいの～ちゃん。

やっと来てくれた伊野尾ちゃんと共に今日の会場へと歩いていく。

伊野尾「え……、？公園で話すんじゃないの？」

山田「え、違うよ？……いや～、伊野尾ちゃん来てくれないかと思った～。来てくれてありがと、」

伊野尾「……、うん。ねぇ、あの、さ、」

言ってもいいのかな、という戸惑いが感じられる。

山田「うん。電話のことでしょう？」

伊野尾「なんで、？大ちゃん、俺にかけたの？」

山田「一番上にあったからだってさ～。てか、可哀想だね、大ちゃんが。」

伊野尾ちゃんに目を合わせること無く、上を向いて前へ進んでいく。

山田「"伊野尾ちゃんのほうから"電話、切ったよね、」

伊野尾「っ……、」

山田「大ちゃんは意識が俺に向いてたから気付かなかったけど、。俺さ、電話切ってないんだよね。

そしたらさ、切った人なんて……伊野尾ちゃんしかいないよね？」

可哀想な、大ちゃん。

メンバーにも見捨てられちゃうの。

やっぱり、俺が守ってあげなくちゃ＿＿＿。