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山田「もしも〜し。誰と電話してるの〜？」ﾆｺｯ
有岡「なんっでも、なっ…」
スマホ、どこかやっちゃったな〜
とか考えて、落とすとしたらここだろう、と思いドアの近くに立つと音がした。
いや、正確には声がした。
愛しの、愛しの、大ちゃんの声。出てよっ って声がするから電話してるんだと思う。
なかなか、可愛いことしてくれるじゃん？
だからそーっとドアを開けて大ちゃんの後ろに立ってみたら、なんとっ！！
電話の相手が伊野尾ちゃんだと判明した。
流石、大ちゃん♡
他のメンバーだったら面倒なことになってたけど、。
選ぶ相手、間違えたかもね。
伊野尾ちゃん、俺の手の中にいるようなもんだから。
「ちゃんっ…。助けて、。もう…や、だ……もとに戻って」
大ちゃんの悲痛な叫び(全然叫んではないわ←)の奥で、固まっているであろう伊野尾ちゃん。
伊野尾「……、大ちゃん？大ちゃん、なの？」
そして、ここで冒頭の会話に戻る。
山田「もぅ。だめじゃんっ。俺のけーたいとっちゃ。」
有岡「ごめんっ…なさい……」
山田「なんで？。なんで伊野尾ちゃんなの？」
有岡「いちっ…ばんうえにいたから……。」
じゃあ、大ちゃんはラッキーボーイだね。ということばを飲み込んで、にこり、と笑いかけた。
山田「もう。やめてね？俺、おかしくなっちゃうから。大ちゃんのこと、大好きなの。誰にもとられたくないんだ。
伊野尾ちゃんにも。知念にも。」
有岡「もう十分おかしいよっ…」ﾎﾞｿｯ
その、大ちゃんの言葉は俺には聞こえなかった。
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