ずっと、ずっと俺だけに。 (ページ16)

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知念「なんで僕がここにいなきゃいけないのっ？僕なんかした？ねえ、雄也！涼介っ……」

俺と、雄也に問いかけて来るけど、俺は答えられない。

そしたら…雄也が答えるしかないよね。

でも…俺も知らないんだよね。

なんで、雄也がここまでちぃに執着するか。

雄也は伊野ちゃんが好き。

でも、伊野ちゃんのことが好きなら、伊野ちゃんにやればいいよね。

そこでね、この間思い出したの。

伊野尾くんを泣かせた知念

って言葉を。

ちぃが、伊野ちゃんを泣かせた。

そのことが、きっと雄也の口から語られる……はず。

高木「やっぱり知らないか。知念が伊野尾くんを泣かせたの。」

知念「え・・・なんのこと？」

知念は……伊野ちゃんが泣いてたことを知らない？

高木「お前は知らないだろうな。」

その次の事実は、俺ははじめて聞いた。

高木「お前が、伊野尾くんと別れたから、伊野尾くんは泣いたんだよ。」