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ページ12

俺は、大ちゃんへと似ていく。






まー…





頭脳だけだけどね。











八乙女「山田と大ちゃんってなんか似てるよな」









ふと、その言葉を思い出した。








いつだったか…。




それは覚えてないけど、みんなの前で言われた気がする。











中島「ん〜…なんかわかる気がする〜でも、似てるっていうか兄弟みたい」








裕翔を始め、皆が言い始めた。







知念「大貴がお兄ちゃんで涼介が弟だね!」





雄也「イケメン兄弟だ」








伊野尾「ちび兄弟」ボソッ






有岡「ちょっ、伊野ちゃんなんか言った?!」






伊野尾「え〜。なんでもないよおー?」ニコニコ








そんな話の間、俺は嬉しかった。







だって、俺と大ちゃんが似てるんだよ。





でも、でも。兄弟は嫌だ。







兄弟だったら大ちゃんが俺のものにならないじゃん













…皆。



おれらはもう、似てるわけでもなく、兄弟なわけでもない。






ほら、みるみるうちに、鏡は消えていく。2人で、1つにもなれる。

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作者名:智香 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年9月18日 19時

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