ずっと、ずっと俺だけに。 (ページ2)

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山田「ねぇ〜♡伊野尾ちゃんっ！」

伊野尾「どした…？」

目がキラキラ光ってるであろう俺に

引き気味に反応した伊野尾ちゃん。

楽屋の中、二人の温度差はひどい。るんるんの俺とげんなりしてる伊野尾ちゃん。

山田「おれとさー。協力しないっ？」

伊野尾「なにを？」

そう。これを伝えに来た、だけ。

その後、伊野尾ちゃんはしばし考えたあと、

大ちゃんと知念か。と納得していた。

おう。さすが建築学科←

伊野尾「…何やるかはわからないけど大ちゃんと知念絡みなんだろ？それなら…ごめん、」

やっぱり、だめか。

なんとなく、想像はついてた。
断るだろうなって。伊野尾ちゃん、優しいから。

伊野尾「俺はもう、知念を、メンバーを苦しめたくないんだ」

勿論山田もね、

そう言って頭を下げた伊野ちゃん。

う〜ん。そっかあ。
　

山田「じゃあ、みんなには今日のこと内緒だよ？」

伊野尾「え…」

山田「俺を苦しめたくないでしょう？」

そう言うと、ゆっくり首を縦に振った伊野ちゃん。

山田「じゃあね〜ん♡」

ｶﾞﾁｬ

山田「…んで、どう？雄也は協力してくれる？する、よね。するから聞いてるんだよね。」

俺は、楽屋の前にいる、

雄也に声をかけた。

高木「はは、気づいてたんだね、俺がいたこと。……ふふ。勿論。伊野尾くんを泣かせた知念を許してないもん。」

さすが、ゆーや。