好き、と言える俺に。 (ページ24)

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山田「ほんっと、おかしいんだよ、○○さん、ふふふっ」

ドラマの撮影現場でのとある俳優さんとの話を聞かせてくれる涼介。

これはメンバーの特権。

誰よりも早く聞ける裏話。

知念「りょうすけは、。その人のこと好きなの？」

山田「え、？」

知念「あっ、いや気にしないで」

山田「んー、でもね、好きだよ。尊敬してる。とっても」

何、聞いてるんだろうぼく…。

あまりにも涼介が楽しそうに、幸せそうに話すから、つい不安になっちゃって…

まずは僕を好きになってもらえるかっている不安をしなきゃいけないんだけどね

知念「ぼくは、……好きだよ。」

ぽろっと零れ出た本音。

山田「っ、えっと、？」

知念「りょーすけがっ！だからこれからもずっとメンバーでいようね」

涼介が好きなのはほんと。伝えられた。

でも僕は、。

友達として、メンバーとして、涼介が好きなわけじゃない。

それだったら僕の友達だって、メンバーだって大好き。

だけど、涼介は、

恋愛感情として、好き。

山田「なに、どーしたのちぃ」

困ったような嬉しいような顔をして笑う涼介。

そんな涼介が僕のことをちぃって呼んでくれるのが、たまらなく嬉しいんだ。

山田「俺も、ちぃのことが大好きだよ。」

これが恋愛感情としてじゃなくても、涼介に好きって言ってもらえるだけで幸せ。

ファンのみんなはこんな一対一で伝えてもらえないもんね？