・ ページ23
知念「ひさしぶりだね」
山田「ん、ドラマの撮影続いてたから」
知念「何頼んでもいいよ」
久しぶりにプライベートで会おうってことになって二人で来たカフェ。
僕がにこっと笑ってさっきの言葉を言うと、どーせ俺の金だろ、とボヤく涼介。
知念「ちがうよ、僕に遠慮せず好きなの食べてねって。僕も好きなのたくさんたべるから」
山田「結局俺の金じゃん」
別にいーけど、と笑う涼介を見て、心がきゅっとなった。
これが、恋ってものなのだと最近知った。
知念「ほんとに、カフェくるのも久々じゃない？」
山田「あー、でも俺けーととここは来たわ、こないだ。」
けーと、けいと、圭人。
知念「おかもとの？」
山田「うん、でめっちゃ美味しかったから知念とここ来たいなって」
そう言って頬を少し赤に染めた涼介。
気のせい、かな、？
それとも、勘違い、してもいいのかな、、、？
知念「そうなの？この僕に合う食べ物かなぁ。…あ、料理きたよ」
おしゃれでバランスの良さそうなプレートが2枚、運ばれてきた。
知念「そーいえばさ、少し思ってたけど涼介ってお昼はプレート1枚で足りるの？」
きょとん、とした顔で見つめてこられると、
あぁ、こんな可愛くてかっこいい涼介と同じ時代に生まれてこれてほんとによかった、と思う。
比喩とかじゃなくて、ね。
山田「なんで、？」
知念「いつも夜ご飯めっちゃ食べてるから」
山田「んー、なんかお昼は大丈夫なんだよね」
そう。僕が頷くと涼介はサラダを食べ始めた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
