好き、と言える俺に。 (ページ18)

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山田「なんで俺連れてこられたの？」

知念「さー？知らないなぁ」

にこにこ笑う知念。少し機嫌がいいのかな？

…かわ

知念「いや〜、涼介に飲み物でも買ってもらおうと思って。」

ん"んっ

前言撤回。

全然かわいくない。悪魔。人の形した悪魔。

知念「失礼な。ちゃんとみんなのこと考えてるし。振付師さん含めた皆のぶんのジュース買ってあげようと思ってるし。」

なんて粋なはからい、とドヤってる知念に、
俺の思いを読み取っている知念に、

山田「あれー、？それって俺の金だよね？ちぃちゃんのお金じゃないよねぇ」

知念「そうだね。」

山田「意味わからん」

は？という顔で見つめてこられても困るんだが。

知念「大貴疲れてたから休ませてあげようと思って。で、そのついでに皆も飲み物なくなってきてるかなーって」

山田「有岡さん最近みんなの分のジュース買うのがブームだからあいつに頼んで」

そう言うと知念は少し目を開いたあと、楽しそうに笑って、

知念「ううっ…ひどいっ、。ぼくのじゅんすいなこーいを」

山田「……」

知念「あれ？効かなかった？ぼくのお涙さくせん」

いや、しらんし、てか直前に笑ってたし。
　

知念「でも、買ってくれるよねぇ」

その言葉と笑顔に俺は縦に首を振った。

なぜって？知念が恐いからに決まってるじゃないかっ☆