・ ページ13
知念「あのさ、。ごめんね？」
山田「俺こそ……、ごめん」
知念「僕が涼介馬鹿とか言わなきゃ良かった。こーゆーのってお世辞でも褒めてあげるべきなんだよね 」
山田「え！？ひどくない？せっかく仲直りしようってときなのに」
ニコニコと笑う通常運転の知念と焦りながらも嬉しそうな、こちらも通常運転な山田を見ると、
伊野尾「カップルみたいだなぁ」
中島「ねー、」
という思いになる。
双子のようで、幼なじみな二人だけど、やっぱり今はカップルにしか見えなくて。
伊野尾「ずっといちゃついてくれればいいのに」
そう呟いてしまった。
その時裕翔はそっと目を伏せた後、全ての気持ちを押さえつけるように一息ついて、
中島「そうだね」
と無理矢理笑った。
その笑みを見て、自分が何を言ってしまったのかに気付いた
そんな俺らの気持ちとは反対に山田と知念は夜ご飯食べに行く？めんどくさー、といった会話をしている
伊野尾「ごめんな」
中島「ん？なにが？」
さっきの無理矢理の笑みをこちらに向けて、
中島「やまちねほど応援したくなるものはないよ」
そう言った。
伊野尾「そっか」
触れるべきでは、やはり無いのだと思う。
有岡「ただいまー！撮影遅れたー！」
少しきまずくなった雰囲気が大ちゃんの声でかき消される。
山田「うるさい」
知念「黙って」
有岡「なんだー、もう仲良しこよしじゃんっ！」
大ちゃんの言葉に知念と山田は顔を見合わせた後、にっこりと笑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
