好き、と言える俺に。 (ページ12)

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知念「……んーっ、やっぱ無理っ！」

伊野尾「はーっ、謝れって」

ドアを開けようとした知念だけどむりっとドアから手を離す。

知念「だってさ、やっぱ気まずいじゃん」

伊野尾「今謝らないと今日山田と話せないよ？」

そう言うと知念はむっとした顔で口を開こうとしたから慌てて

伊野尾「仲良しお前らの喧嘩を見てるとこっちも不安になるんだよ」

知念「は…？」

伊野尾「だからお前らの喧嘩を見てるとなんか焦るんだよな。助けてやんないとー的な？」

知念「よくわかんない」

いいよ、気にすんなと伝え、俺が無理矢理ドアを開ける。

　

知念「ちょっ、伊野尾ちゃん？！なんで開けちゃう…の、さ、。」

無断で開けた俺に文句を言おうとした知念だったが山田の顔を見て声が小さくなった。

山田「……」

知念「……」

「「あのさっ」」

中島「ぷっ」

伊野尾「ぷっ」

同時に話始めた知念と山田を見て、俺と裕翔が吹き出した。

「ちょっと笑わないでよっ」

「笑わないでっ、」

伊野尾「ははっ、結局仲良しこよしじゃん」

中島「似たものどーしじゃんっ？」

そう俺らで笑いかけるとやっぱり二人でむすっとした顔をして、

「「二人とも大っ嫌い！！」」

そう叫んだ。

…あれ、みんなどこ消えたんだ？((