好き、と言える俺に。 (ページ11)

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まぁ、知念から話を聞き出すとこういうことらしい。

・知念と山田でゲームをする

・山田が負ける

・知念が煽る

・山田がキレる

・知念もなんかキレる

・山田が知念のことをチビ、という。

・知念がクソ山田と叫び山田のバックを蹴り飛ばす

・山田がキレる

・山田が知念のバックを蹴り飛ばす

・知念が山田を叩く。

そして「頭を一回叩くと１０個の細胞が死ぬらしいよ？…あ、涼介は馬鹿だから死ぬ細胞もないか。」

と言う。

・山田が知念を叩こうとする

・知念が逃げる

・山田、叩けなくてキレる

んで今に至るらしい。

伊野尾「お前ら馬鹿か？」

知念「うっわ、うっわぁー、ひどい… どーせいのちゃんのほうが馬鹿だし」

泣きそうな顔をしているのに悪態をつく知念。

伊野尾「そんな顔で言ったって説得力ねぇよ、」

知念「あっそ、」

伊野尾「素直になれって」

そう言うと知念はにこり、と笑ったあとジュースは？と聞いてきた。

伊野尾「ごまかすなし」

知念「なんで僕が謝らなきゃいけないの？」

伊野尾「謝れなんて言ってねぇけど？」

そう知念ににやりと笑いかけると、

知念「……、涼介と話してみるかなぁ」

そうぼそりと呟いた。

伊野尾「よし。ならジュース買ったげよう。なにがいい？」

知念は先程とは打って変わっていつもの小悪魔のような笑みで、

「僕が好きなのぜーんぶっ！」

と言った。