好き、と言える俺に。 (ページ1)

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山田「俺は、どうしたら良いんだろうな」

知念「僕、もうどうしたらいいかわかんないや」

有岡「…え、二人してなにいってんの？」

ぽけっ、とした顔を浮かべる大ちゃん。

山田「あぁ、何でもないよ。ちょっとプライベートのこと。」

知念「ごめん。なんでもない。次のライブのセトリ考えてた」

有岡「そっかぁ、…あっ、撮影の時間だ！行ってくるね！」

馬鹿だなぁ、山田も知念も。

山田と知念、両想いなのに。ふたりとも片想いだって思ってる。

恋なんてしちゃいけないって思ってる。

まぁ、分からんこともないけどね。

俺らはアイドルで、偶像だから。恋なんてしちゃいけないし、ましてやメンバーなんてもってのほか。

…きっと俺らのファンの子はそんなこと気にしないと思うけど、なぁ。

むしろ喜びそう笑

勝手なイメージだけどね。

伊野尾「知念？俺もセトリ一緒に考えようか？」

知念「あぁ…、お願いしてもいいかな？」

そう言う知念はチラチラと山田のほうを見ている。

これってこいのきゅーぴっどってやつになってみなきゃいけないやつかな…？

伊野尾「あっ、ねぇ。山田は忙しい？セトリ一緒に考えない？」

山田「やりたい！」

伊野尾「やっぱり考えるならたくさん人がいたほうがいいよね。やろやろ〜」

俺はこんなんでいいのか…そう思いながらも知念が話始めるセトリに耳を傾けた。