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Mside
翔父「…それから翔はあまりわがままを言わなくなった。
私も反省しているよ。
その時は何故距離が出来てしまったのか、…俺には分からなかった。
妙に翔にだけ冷たくしてしまった時期が少し…いや、3ヶ月ほどあってね
…時々出る翔の敬語は多分その時に私が厳しく接したからだと思う。」
M「……」
翔父「翔が中学校に上がってな、ジャニーズ事務所から連絡が来て。
どういう事だと聞いたら、素直に話してくれて。
行ってみたらどうかと言ったら、いいの？って聞いたんだ。目を輝かせて。
きっと我慢していたんだろうな。
でもどんどん甘えるようになるのは困ると思って条件をつけたんだ。
それは潤くんにも分かるだろう？」
M「…学校を無遅刻無欠席で行くことですよね？」
翔父「そうだ。それでもやるって言ったから応援した。
熱があっても学校に通い続け見事に条件を成し遂げた翔は立派な大人に育っていった。」
M「…はい、」
翔父「…この先子供ができても、平等に…俺の分も愛してやってくれ。」
M「…!」
そうか、小さい頃寂しい思いをした翔は…
喧嘩はあまりした事ないけど、言い合いになっただけで泣きそうな顔して、
ちょっと遠慮がちに俺の服の袖を掴んで離さなくて…
M「はい、お義父さんの愛を倍にして…翔を愛して幸せにします。」
そう言って少し頭を下げた。
翔父「あぁ、頼むよ。潤くん。」
そっと顔を上げるとお義父さんは微笑んでいて、
“あぁ、翔はお義父さんそっくりだ”
と、そう思った瞬間だった。
──────────────────
Mside
M「…っていう事を話してた。」
S「…」
さっきからずっと俯いてるなぁ、
と思って翔の顔を覗き込んだら綺麗に涙を流していた。
M「…ごめん、泣かせるつもり無かったんだけど…」
S「…俺も泣くつもりなんか全然無かった。」
M「ふふ…はい、ハンカチ。拭いて?」
S「…ん、ありがと…」
翔は涙を拭き取ると俺の方を向いて話し始めた。
S「…父さんがそんな風に思ってるなんて…なんか予想外っていうか…」
M「…予想外？」
すると、翔は小さく頷き、言葉を続けた。
S「俺、小さいながらにね、“あぁ、俺父さんに嫌われてるんだなぁ”って
他人事みたいにぼんやり考えてて。
…だったら俺が大人になった時に、“ああいう風に育てて良かった”って思って
貰えるようにと思って。」
S「だから、あんまりわがままっていうか、
オネダリは言わなくなったかな…」
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YUI(プロフ) - 優希さん» 優希様、申し訳ございません、私自身、返信したと思っていたのですが、レスされていなかったみたいです…優希様のご指摘を受けて最初のエピローグの所少し変更させて頂きました。これでよろしいでしょうか? (2021年5月5日 7時) (
レス) id: b9ef8c81d3 (このIDを非表示/違反報告)
YUI(プロフ) - 血濡れ蛍様、はじめまして！読んでいただきありがとうございます！そう言ってもらえると自分も嬉しいです！ありがとうございます！これからもっと翔くんが可愛くなる予定なので楽しみにしていてくださいね！ (2020年10月19日 22時) (レス) id: b9ef8c81d3 (このIDを非表示/違反報告)
血濡れ蛍 - ゆい様、はじめまして！ゆい様のお話読ませていただきました。最高に、翔くんが、可愛いかったです！これからも、可愛い翔くん期待しています。頑張ってください！ (2020年10月19日 1時) (レス) id: 6a8761a84d (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - ゆい様はじめまして。作品読ませていただきましたがゆい様の、作品の設定・ストーリーの始まり方内容は少し変更されてる見たいですか・・・他のサイトで掲載している作者の方の話と設定・話の始まり方とほとんど同じと感じました勘違いでしょうか？ (2020年8月21日 21時) (レス) id: 9804502fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUI | 作成日時：2020年8月11日 12時
