潤にぃのお仕事 5 ページ10
やっと終わったーーー!!
と思った矢先、ナースコールが響き渡る。
「潤先生。春野希海さんが呼んでます」
ナースにそう言われ、机に無造作に置かれた聴診器を手に取り急いで病室に向かう。
あれ?
点滴漏れちゃったかな〜?
潤「希海ちゃーん?どうした?」
『うで、痛い……』
潤「あっ。やっぱり漏れちゃってるわ。ごめんね?」
針を抜いてまた刺す。
さすがに、痛かったみたいで少し顔をしかめたけど泣かさずにできた。
『はぁっ……。…りがと』
辛いな〜。
また、熱上がったか?
解熱剤効いてないのかな?
潤「ほんと、ごめんな?また何かあったら呼んでね」
そう言って席を外そうとすると白衣が引っ張られた。
潤「ん?どうしたの?」
『…て?ここ、いて?』
彼女のこんな弱った姿、見たことなかった。
まぁ、熱出ると人肌恋しくなるもんだもんな。
実際、俺もそうだし?(笑)
白衣を掴んでいたのんちゃんの手を包み込む。
潤「そうだな。よし、寝るまで一緒にいてあげるね」
『…ふふ。ありがと、ございます』
熱を出してる身体は正直で……。
いつの間にか眠ってるのんちゃん。
手を布団の中に戻して、汗ばんだ額に触れ数回撫でる。
早く治ってまた無邪気な笑顔見たいな。
そう思いながら静かに病室を出た。
・
・
翌日は昼出勤だったので早めに家を出て希海ちゃんの病室へ。
熱下がってるかな?
コンコンとドアをノックすると中からは俺が聞きたかった声。
『あっ!!!潤せんせー!!』
まだ熱はありそうだったけど昨日よりは随分よくなってる。
ホッと一安心。
・
・
こんな職業やってるから、人の死とは何度も直面してるわけで……。
でも毎回そんな辛い事ばかりじゃなく…。
こうやって笑顔を見せてくれる患者さんがいる。
入院しても、退院していく人もいる。
だから俺は毎日頑張れるんだと思う。
患者さんの笑顔を守るためにこれからも努力していきます!!そう、心に誓った。
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由理♪(プロフ) - 紫央さん» そんなことないです！！こちらこそリクエストのお話を書いて下さりありがとうございました。 (2015年8月1日 22時) (
レス) id: d2c31c5e66 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - 由理♪さん» うまく書けなくてごめんなさい(ToT)よろしければ、これからも小説シリーズ読んで下さると嬉しいです。リクエストありがとうございました！！ (2015年7月27日 17時) (レス) id: f0f575e247 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - ヒナさん» こちらこそ見ていただきありがとうございます！更新遅くてごめんなさい( ; _ ; )これからも、よろしくお願いします！ (2015年7月10日 16時) (レス) id: f0f575e247 (このIDを非表示/違反報告)
紫央(プロフ) - 由理♪さん» ありがとうございます！できるだけ、８話に近づけるように頑張ります(笑) (2015年7月10日 16時) (レス) id: f0f575e247 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ (2015年7月3日 23時) (レス) id: eb4793ecd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2014年3月12日 18時
