stay with me ページ2
『弔、もう帰ろっか。』
弔「いいのか？」
『うん。もう結構見れたし！
黒霧呼ぼう！』
ぴぴぴぴぴ
黒霧に迎えの合図を出す。
カメラの死角になっている所にワープゲートを出してもらって任務完了。
ゲートを抜ければアジトに着く。
とりあえず、一安心だ。
はらりはらりと変装の個性を解除する。
黒「Reaper…どうかしたんですか？」
『え？なんにもないけど？』
黒「1回鏡で自分を見てみるといいです。
とても……ひどい顔をしています。」
弔「…あの双子の片方のせいか？」
『ううん。違うよ。
改めて思っただけ。
元々私にはやっぱり
知ってたはず…だったんだけどね。
やっぱり向こうの人は、つくづく私なんかいらなかったんだ。
知ってる…知ってるんだよ？
でもさ、改めて突きつけられると…
キツい。
こんなことなら……私、生まれてこなきゃよかった。』
むこうでためてた涙のダムが、一気に崩壊する。
弔「落ち着け。ここに居場所があるだろ。
お前動揺すると視野狭くなるな…」
『そ、そんな事な、ない！』
弔「はぁ………」
不機嫌そうなため息を1つ。
そして不意に私をちょこっと引っ張って、私はよろける。
それを軽々と弔が支える。
私の左側に弔の顔が近づく。
あったかい感触とチクリとした控えめな痛みが左側の首元に走る。
え？これって………
弔「流石のお前でも分かるだろ。
所謂キスマークだ。」
顔が、全身がぼぼぼっと熱くなる。
『な、なんで……』
弔「俺のものにはちゃんと''印''付けとかないとな。
ちゃんと俺のものになれ。
俺は……お前の中でなんなんだ。
思ってるのは俺だけか？」
弔は……とっても悲しそうな顔をしていた。
『違うの。そんな顔…させたいんじゃないの…
わかってる。
ちゃんと弔が大切に思ってくれてることも。
私にはもう居場所があるんだってことも。
それでも不安なの。捨てられるかもって思うの。
何年もそうだったから抜けないの。
だから……そばにいて。
寂しさなんて感じないくらいの愛をちょうだい。』
弔「…お望み通りに。」
そう言って私のおでこにキスを落とした。
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るる - 続き！！頑張ってください！！！ (2022年8月20日 14時) (
レス) @page23 id: c3ead30411 (このIDを非表示/違反報告)
咲音 - 続き待ってます！！！！！ (2020年9月10日 18時) (レス) id: c4c0f99a98 (このIDを非表示/違反報告)
玲音 - はぁああああ好きです！！！！！！めっっっっっちゃ応援してます!!!!!! (2020年4月18日 10時) (レス) id: 85bc7616b2 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - コメント失礼します。いつも拝見させていただいています！ゆっくりでもいいので更新頑張って下さい！ (2019年6月16日 23時) (レス) id: c4c066f43b (このIDを非表示/違反報告)
ナナセ(プロフ) - 凄く面白いです！荼毘君達が出てくるのが楽しみです！これからも頑張ってください！ (2019年6月7日 1時) (レス) id: 08efa5c2fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロマネスコ | 作成日時：2018年10月26日 1時
