個性把握テスト 2 ページ25
ふぅ…と一呼吸。
落ち着いてボールを見つめる。
『どこまでも飛んで行きなさい。』
そうきちんと芯のある言い方で言えば、ボールは目にも留まらぬ速さでビュンビュンいいながら大空を駆け抜ける。
「「「すごーい!!!!!!!!」」」
「やばい！面白そう！」
そう誰かが言った。
あちゃーやっちゃったね。
相澤先生怒だね。
去年の1年A組みたいにならないように気を付けてね。
───
さてさて…個性把握テスト終わったよー。
まぁ結果から言うと1位だったよね。うん。
つくづくチートだなぁとは思うよね。
まぁコントロール大変なんだけれども。
結局誰も除籍にならなかったし、今年は豊作と言ったところかもしれない。
だってあの相澤先生だよ？
あの目は本気だったし。
なんて今日のテストを振り返っていたら…
？「あ、あのっ！」
振り向くとそこにはいつかの緑色の髪の毛の子が。
確か…
『あっ…緑谷くんで合ってるっけ？』
緑「そう！覚えててくれたんだ…！
根津さんで合ってるよね？」
『うん。入学できたんだね…おめでとう。』
緑「あ、ありがとう！」
なんだろう。この子とはちゃんと話せる気がする。
緑「あ、あのさ！君の個性、教えて欲しいなぁ…なんて……ダメ、かな？
僕、こういうの分析するのが好きで、強いひとの個性の使い方とかすごく参考になるから聞きたいんだけど…」
『私だって弱いけど…まぁいいよ。
私の個性は''命令''。聞いてそのまんま。
私が意思を持ってそうなれって命令すれば、その通りになるよ。』
緑「すごい強い個性だ！誰にとか何にとか指定出来たりするの？自分にも使えるの？」
うぉぉ……結構グイグイくる。
『い、一応指定できるよ。自分にも使える。』
緑「そうなんだ！ってことは遠距離にも近距離にも使えるんだな。よし。最初会った時からすごく気になってたから今日聞けて良かったなぁ……ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」
『あ、あの…大丈夫？』
緑「あ。ごめん！癖で…ついつい…」
『緑谷くんって面白いね。ちょっとだけ…安心した。な、なんか、友達みたいだから。』
緑「友達いなかったの？」
『う、うん。』
緑「僕もそうなんだ…」
『え？』
緑「だ、だからさ、ぼ、僕と友達になってくれませんか？」
『よ、よろしくお願いします！』
思わず礼をしてしまった…
少女漫画みたい
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葵 - 緑谷くんにキュンとなる所が心に残りました！とても面白かったです！頑張ってください！ (2021年10月19日 22時) (
レス) @page47 id: 6b19049b00 (このIDを非表示/違反報告)
間 - あまりに面白くて一気読みさせて頂きました！素晴らしい作品をありがとうございます！ (2021年8月23日 1時) (レス) id: 9c9c49e816 (このIDを非表示/違反報告)
るみあ - とても素敵です！続き楽しみです！ (2021年8月10日 23時) (レス) id: d15cfe7605 (このIDを非表示/違反報告)
適応障害 - 虐待受けてる子は普通の子よりも幼いし、7歳であそこまで喋れるのはちゃんとした教育があってこそです。まともに教育されていなかったら4.5歳ぐらいの喋り方です。保育所とかに行っているなら納得しますが…行ってなくて彼処まで発達するのは凄いですね。私から見て謎。 (2019年4月1日 5時) (レス) id: d07377e770 (このIDを非表示/違反報告)
ロマネスコ(プロフ) - まあやさん» コメントありがとうございます！いや〜意外と面白さにはこだわっていると自分でも思って...(殴 今ちょっとpixivとかの小説書いているので更新めちゃくちゃおそいでが、気長に待っていていただければなぁと。これからもよろしくお願いします!!!! (2019年3月16日 10時) (レス) id: 70cbcfcbbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロマネスコ | 作成日時：2018年9月10日 23時
