言いたいことがある ページ32
この角を曲がった先が...蝶屋敷!
いた!丁度出発するところだ!
『おーい!!炭治郎!善逸!伊之助!』
伊之助「檸檬じゃねぇか!」
善逸「羚凰だ馬鹿!お前本当にいつまで経っても名前覚えないよな。」
炭治郎「どうしたんだ?任務じゃなかったのか?」
『そうだったんだけどね、善逸が文をくれて、私丁度連続で任務だったから二日か三日お休みを貰えてね...
どうせなら送り出してあげたいなぁと思ってさ。任務先ここから近かったし...』
炭治郎「そうだったのか!久しぶりの任務だから張り切って行ってくる!」
『うん!みんな応援してるよ!』
善逸「あの、羚凰だけに話したいことがあるからちょっと向こうで話したいんだけどいいか?」
『別に構わないけど...どったの?』
善逸「と、とにかく来てってば!」
『はいはい。』
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善逸視点
炭治郎と伊之助とそこそこ離れた。羚凰に手紙を出したのは、勿論仲間として行ってくるって言いたかったっていうのもあるんだけど、もしかしたら近くの任務なら来てくれるんじゃないかって期待したからだ。
結果的に期待した通りになった。
少しでも羚凰に近付きたいって、ここ1ヶ月くらい俺は頑張った。こんな俺を好きになってくれたあの子に恥はかかせられない。
全集中・常中を会得して、それからこの気持ちを打ち明けようと思った。羚凰は元から顔が整ってるし、日本人にはない美しい銀髪、それから翡翠の瞳の持ち主だ。
今まで男として生きてきた羚凰は気付かないけれど、男の隊士達からは偶に好意の音がする。つまりは本人が無自覚のままモテてるってこと。
世の中に出れば男なんて選り取りみどり。でも俺を無意識にでも選んでくれてるなら、俺だってその機会を逃すわけにはいかないんだ。
だって.....''好き''なんだから。
『で、話ってなあに?』
本当に何も察していない純粋で無垢な音がする。
「俺さ、、羚凰が好きだよ。」
『私も好きだよ?』
「仲間とか友達としてじゃなくて...恋愛の方で。」
『い、いや、ないない.....私はダメダメでとびきり綺麗なわけでもないのに...
そ、それに、第一好きとか愛とか分かんないって...この前も言ったでしょ?善逸もそうだったんじゃないの?』
羚凰が不安そうにそう聞いてくる。
教えてあげなきゃいけない。羚凰と俺のその感情の名前を。
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ロマネスコ(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます!一応一週間に一回定期更新していますが、書ける時書けない時があるので長い目で見ていただければ幸いです(*^^*) (2020年8月31日 15時) (レス) id: 87cf8bc382 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 気になるぅぅ!応援してます! (2020年8月30日 20時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
(ー∀ー)イト - 説明文(?)の所に善逸オチとかいてありました。ちゃんと見ずに質問してしまってすみません!!失礼しました。 (2020年8月22日 18時) (レス) id: cb2121edf2 (このIDを非表示/違反報告)
(ー∀ー)イト - 質問です!こちらの作品は宇髄さんオチですか?? (2020年8月22日 18時) (レス) id: cb2121edf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ロマネスコ | 作成日時:2020年3月31日 21時