甘味同好会(仮) ページ14
さらに数日が経って、怪我が治った炭治郎と伊之助はしのぶさんに機能回復訓練とやらに連れていかれた。
私と善逸は怪我が治っていなかったり、血鬼術がまだ抜けていない状況なのでもう少し先になりそうだ。
ということで、少し歩けるようになった善逸に車椅子を押してもらって、2人で縁側に来た。
アオイちゃんにお茶を貰って、この前師範が来た時に見舞いだと言って貰った洋菓子、キャラメルとクッキーを食べることにした。
2つとも街で見かけたことこそあるものの、まだ外の国のものは高いのでなかなか手が出なかったのだけれど...貰ったなら食べるしかないよね!
「『いただきます。』」
まずはクッキーとやらから。
サクッ!と子気味いい音を立てて割れたクッキーをさらに噛んでいくと、甘い味が口に広がった。
「『んんんん!おいひぃ!!』」
思わず2人で悶絶した。
なんだこれ...めちゃくちゃ美味しいっ!
善逸「うひょぉぉぉ!すんごい美味しいんですけど!美味すぎて死ねるっ!」
『ダメだこれ...幸せすぎるって!甘いものは幸せを運ぶんだ...』
2人で眉間を押さえて美味しさに浸る。
牛の乳を固めた...バターってやつ?がすごくいい働きをしてるよ...
『次は...キャラメル。』
ゴクリと2人で唾を飲む。クッキーであれだけ美味しかったんだ、こいつも美味くない筈ないよね?
包み紙をカサカサと空けて中に入っている茶色い四角を口に放り込む。
「『ん''んんんんっ!!』」
善逸「うまっ、美味すぎて...もう何も言えねぇ...」
『これは...犯罪だ...。舐める度に口に甘さが広がるよ。』
今まで食べてきたものの中で1番甘いかもしれない。
甘さだけが際立っているんじゃなくて、しっかり牛乳の味もして味がとてもまろやかだ。
甘味同好会(仮)は洋菓子に屈服させられました...
123人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロマネスコ(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます!一応一週間に一回定期更新していますが、書ける時書けない時があるので長い目で見ていただければ幸いです(*^^*) (2020年8月31日 15時) (レス) id: 87cf8bc382 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 気になるぅぅ!応援してます! (2020年8月30日 20時) (レス) id: c30d21e2cb (このIDを非表示/違反報告)
(ー∀ー)イト - 説明文(?)の所に善逸オチとかいてありました。ちゃんと見ずに質問してしまってすみません!!失礼しました。 (2020年8月22日 18時) (レス) id: cb2121edf2 (このIDを非表示/違反報告)
(ー∀ー)イト - 質問です!こちらの作品は宇髄さんオチですか?? (2020年8月22日 18時) (レス) id: cb2121edf2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ロマネスコ | 作成日時:2020年3月31日 21時