過去を背負って今を生きる 6 ページ46
『ちょっと長くなって、質問したくなるかもだけど…とりあえず最後まで聞いて欲しい。
私の個性は、オール・イン･ワン。名前の通り、すべての個性を持ってる。
そしてまぁ勝己と出久は知ってるけど、私の親は…ヒーローのウォースとイースだったの。』
みんなやはり知ってるのか、目を見開いてる。
『そう…みんなが知ってる通り、8年前に殉職してしまった。ウォースとイースだよ。
私はその一人娘。
8年前…あの日…あの場所に、私も居たの。
あれは…遊園地の帰りだったの。パパとママが忙しいのにお休みを取ってくれて、ようやっと行けた。
その帰り道、私たちはヴィランに襲われた。もちろんパパとママは闘った。
私は個性が発現してたけど、怖すぎて怖すぎて、使うことができなかった。
パパとママは結局多勢に無勢で負けてしまった。
そこで現れたのはこの前襲ってきた、死柄木弔。
あいつは五本の指で触れたものを崩壊させる個性を持ってるの。
そいつはパパとママに触れた。五本の指で。
パパとママは塵になっていった。私の目の前で。
私も頭を殴られて気絶した。
みんな知っての通り、私は超再生を持ってるからどんなに攻撃されても死ななかったみたいで、アジトに連れてかれた。
どうしてこの時、超再生以外の個性が使えなかったのか…
それは、私の個性が私の精神面と体力面がキャパに影響を与えるから。
ショッキングな場面を見て、主にこの時は精神面で力を出せなかった。命を守るための力だけはかろうじて働いていたけど。
逆に体力面で個性が使えなくなるのがこの前のUSJの時。
あの時私は風邪をひいてて熱もあったの。
気づかなかった…って思ったでしょう？
隠してたから。体力と引き換えに。
私は体力を犠牲にすれば、基本なんでも力を抑えたり出来るから、学校休みたくなくて使ってたの。
それで出久とかは気づいたんじゃないかな？デビルモードになっても普段よりも力が出せなかった。
まぁ個性にそういう制約があるから、私はヴィランに捕えられたわけ。
そこからは…ほんとに地獄だった。
熱した鎖を巻き付けられたり、死なないのをいいことに内臓取られて臓器売買に使われたし、個性が人間にどんな風に効くのか試す実験台になったり…
痛覚が人の3倍だから特にね。
とにかくそれがすごいトラウマで、今でも鎖とかナイフとかはすごい怖いかな。』
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
文字数)
過去を背負って今を生きる 7→←過去を背負って今を生きる 5
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 84人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロマネスコ(プロフ) - おればななさん» ありがとうございます！嬉しすぎて死にそうです笑 (2018年4月28日 21時) (
レス) id: eb752ac893 (このIDを非表示/違反報告)
おればなな - ロマネネコさんの夢主書きました！画力がないですが…見に来てくれたら、嬉しいです！ (2018年4月28日 20時) (レス) id: ffd6045ea5 (このIDを非表示/違反報告)
おればなな - すごく面白いです！もし、よろしければ夢主書かせてください！ (2018年4月28日 19時) (レス) id: ffd6045ea5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ロマネスコ | 作成日時：2018年4月1日 21時
