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審神者side
『この度、歴史修正主義者の殲滅が確認されました。
審神者、刀剣男士の皆様におかれましては本丸で情報を待機してくださいーー』
いつもと変わらぬ日常が繰り返されるはずだったある日の昼に、全ての本丸のこんのすけへ政府からの通達が行われた。
その内容はこの戦争の勝利宣言。
100年近く行われた争いへ終止符が打たれたらしい
最終決戦だとかもなくーいや、ゲームではないのだからそんなものはないか。
敵本陣への出陣要請もなくーいや、もっと優秀な審神者は呼ばれたのかもしれない。
とにかく、本当に突然終わってしまった。
足音が近づいてきて襖がガラッと開く
「主！今の放送は…！？」
「俺もわからん…が、とりあえず今本丸にいるやつは全員大広間に集めてくれ。
遠征に行ってるやつを鳩で呼び戻す」
一つ頷いてかけて行ったこの本丸の初期刀は加州清光だ。
本丸の刀剣が100振を大きく上回った今も変わらずみんなのまとめ役なので、15分もすれば皆集まるだろう。
「こんのすけ！何か追加情報はないのか！」
「申し訳ありません審神者様。政府も皆てんてこ舞いの様子でして…」
耳がしょぼんと下がっている。こんな時だがちょっと安らいだ。
「担当さんにも繋げないk「申し訳ありません。火急のようがありまして！今本丸に伺うことは可能ですか！？」
「エッアッハイ」
「それでは30分後に参ります！」
繋がらないかと聞こうとした瞬間に連絡が入り、嵐のように去った。
こんのすけの方も何が何だかわかっていない様子。
「今、どうなってんだ…？」
「みんな急に呼んですまない。まだ情報は入ってないんだが、もうすぐ担当さんがきてくれるらしいからもうちょっと待ってもらっていいか」
上座に座って第一声。
遠征部隊も戻ってきてこれで全員。皆真剣な顔で頷いてくれた。
「すいません、審神者様。突然失礼いたします」
担当さんはばあちゃんの担当もしていた超ベテランのおじいちゃん。
政府での発言力もそこそこあるのだと笑っていたのを聞いたことがある。
「いえいえこちらこそありがとうございます。恥ずかしながら慌てることしか出来なかったんで」
「それで、突然ですが少々お時間頂いても？」
「えっ、ここじゃ話せません？」
「話を聞いてから刀剣男士の皆様に伝えるかを決めていただけるとありがたいですね」
どんな話が来るのかと息を飲み、加州とアイコンタクトをとって部屋を出た。
「で、話ってのは？」
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作者名：トイプードル | 作成日時：2018年10月30日 8時
