半田・フィディオ好きへ!ｗ (ページ2)

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珍しい２人。ページ2

「え・・・」

　風が強くなり、窓をバシリと打ちつける。

閉め切られている窓から風が入って来たように、真一の髪を揺らす。

「そか、じゃぁ行ってくるわ」

　そう言うアイツに彼は二コリと笑って手を振って見せた。

　な、何で残ったんだ?

　真一は聞きたかったが勇気を出せず、雑誌に目を向けた。

「あ、それフットボールボーイズ(適当です)だよね?」

「え・・・あ、うん」

「僕まだ買ってないんだ」

　そう言って身を乗り出し、横から雑誌を覗く。シャンプーの匂いが微かに真一の鼻孔を刺激する。

「迷惑だったかな?」

　彼は申し訳なさそうな顔をして、真一の顔を覗き込む。

「あ、ええ、っと・・・何で?」

「こうして向かい合うのも初めてな気がするし・・・・・・気まずかったらアレだなって思って」

　彼の整った綺麗な形の目に真一の顔が映ったのが見える。真一は恥ずかしくなり、目をそらす。

　なんと言えばいいか分からなくなったその時、

「あれ、A??」

「あ、フィディオ君!!」

　そこに現サッカー部マネージャーのAがやって来た。２人いるのが珍しいように見えるのか、興味あり気に見てくる。

「な、何?A」

　彼女は突如うろたえ

「ご、ごめんね!なんか２人いるの珍しくて・・・・・・」

　やっぱりそうだった。Aはずっと、不思議さを感じていたんだ。

「何話してたの?２人話してたの興味あるなぁ!」

と、Aは可愛らしい笑顔を浮かべて言った。

　