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｢それにしても良いお買い物をしました。おまけにアクセサリーもくださったし｣
星川さんは店主のおじいさんからもらった花の髪飾りを嬉しそうに眺める。
｢それでは帰りましょうか、星川さん、Aお嬢さん｣
次の運転は松江さんだ。
/
『療養日記 五日目
今日はお手伝いさんと買い物に行った。
貴方は一体何者なの？』
貴方、は紛れもないアランのことだ。
松江さんの言葉が脳裏をよぎる。
――｢アランさんとこの薔薇には生者の生き血が用いられている……｣
ねぇ、貴方は私が知る以上に冷酷な人なの？
｢A｣
｢ひぃっ？！｣
砂の流れる音に背中が跳ねる。日記は自然な流れで引き出しに入れることが出来た。
｢そのペンダント、つけてくれてるんだ｣
｢…………う、うん｣
｢似合ってる｣
｢……触らないで！｣
ペンダントを触ろうとしてアランの指が首元にあたる。それを私は無意識のうちに拒絶してしまっていた。
｢……A？｣
｢っ、…………ごめんなさい｣
そんな穏やかで寂しそうな顔、しないでほしい。
無情に輝くペンダント。昨日まで嬉しかったそのプレゼントは今となっては首輪をかけらたみたいに重苦しい。どうして私は貴方なんかと出会ってしまったのだろう？
｢………………そのペンダントに深い意味はないんだ。捨ててくれたって構わない｣
｢……｣
｢ごめ…………っ｣
言葉を全て吐き出す前にアランは前に倒れ込む。それをやっとの思いで引き止めてベッドに寝かせる。…………呼吸をしていない。
｢……アラン…………｣
早く心肺蘇生を。
焦燥の中の冷静さがアランの煉瓦色のシャツを剥いでいく。そしてむき出しになったアランの肉体に私は思わず息を呑む。
｢なに、これ……｣
そこには赤く腫れた斑点がいくつもあった。
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よろず/串刺しゴリラ饅頭(プロフ) - チョロ松ガール☆さん» ありがとうございます、( ´∀`)b (2018年1月12日 21時) (
レス) id: 9bba109d95 (このIDを非表示/違反報告)
チョロ松ガール☆(プロフ) - よろず/串刺しゴリラ饅頭さん» ふふっ・・・愛人ですか・・・面白いですね＾＾なんとなく気持ちはわかります(*^^*)それでは、陰ながら応援しております！！ (2018年1月12日 21時) (レス) id: 2e013c5cb3 (このIDを非表示/違反報告)
よろず/串刺しゴリラ饅頭(プロフ) - チョロ松ガール☆さん» コメントありがとうございます、ちょっとした思いつきから勢いで書いたものなのですが楽しいといっていただけてとても光栄です。理数系はちょっと百年先まで目にしたくないですね…… 早く理数系の愛人になってアランと主人公ちゃんいちゃいちゃさせたいです……（ (2018年1月12日 21時) (レス) id: 9bba109d95 (このIDを非表示/違反報告)
チョロ松ガール☆(プロフ) - 理数系・・・・たしかに難しいですよね(；´∀｀)私も苦手です・・・毎日楽しく見させてもらっております(｀･ω･´)ゞ (2018年1月12日 21時) (レス) id: 2e013c5cb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よろず/串刺しゴリラ饅頭 | 作成日時：2018年1月6日 1時
