ランクイン記念短編＊ ページ13
｢あ、あの！｣
夜。ヒカルコおばさんに与えられた携帯からちまちま投稿していた療養日記のブログがランクインしていた。
アランこと吸血鬼オヤジは我が家にいるようなだらけ具合でソファに腰掛けている。
｢なんだ｣
｢り、療養日記のブログがランクインして……｣
｢ブログ？ ああ、自分の生活を書き留める電子日記か……｣
アランは自らの農園のサイトを持っている癖にインターネット関係に疎い。私も人のことは言えないけど……。
｢最後に見たの、あの日、の夜が最後だからなあ｣
変態吸血鬼オヤジはニヤニヤとした口調で｢あの日｣
をやたらと強調したがる。あの日……あああああ思い出したくない！
｢どれどれ、見せて｣
アランは持っていた携帯を半ば無理やり取り上げてブログの内容を朗読しはじめる。……大丈夫、とりたててひどい投稿はしていないはずだから。
｢……えーっと、今日はまたアイツとあってしまった。我がもの顔でソファに腰掛けやがって、明日も私のソファを独占するようなら座敷牢から取り出した手錠でもかけてやるんだから………………手錠？｣
あ、ひどい投稿してた……。
｢ねえA、手錠ってどういうこと？｣
｢そそそそそそそそれはですねええええっと嘘です！ 冗談です！｣
｢本当に冗談なのか？｣
そういってアランは魔法の力でまた私の引き出しを勝手に開けて隠していた手錠を取り出した。
｢Aみたいなひ弱な乙女が吸血鬼のオジサンなんかに力づくで手錠なんてかけれるわけないんだよな｣
｢あっ、返して！ 返して！｣
そうは言うものの時既に遅し。気付けば私の右手首は椅子の肘掛に縛り付けられていた。
｢A、冗談抜かした罰だ。これからたっぷり吸い取ってやるよ……｣
｢ああああああ！ やめて、やめ…………あっ……｣
次の日の朝、療養日記は筆者(私なんだけど)の急死により永久閉鎖と嘘をついて削除した。首筋の痺れはまだ治らない……。
/
やっつけですみません、ランキングの感謝を込めて甘いの書き下ろしました。
本編とは関係ない話ですが甘いのぱぱっと。
この度はたくさんの評価ありがとうございます！
Aちゃんとアランの関係やいかに……？
個人的にひどい鬱シーンは書きたくないなと思ってるのでこれからはちょっとの崖とズンドコの甘さ(何言ってるかわからん)の展開が交互にあるかと！ 崖？ 落下してもセーフな1mくらいの……(
なにはともあれ本当にありがとうございました！
今後ともよろしくお願いします
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よろず/串刺しゴリラ饅頭(プロフ) - チョロ松ガール☆さん» ありがとうございます、( ´∀`)b (2018年1月12日 21時) (
レス) id: 9bba109d95 (このIDを非表示/違反報告)
チョロ松ガール☆(プロフ) - よろず/串刺しゴリラ饅頭さん» ふふっ・・・愛人ですか・・・面白いですね＾＾なんとなく気持ちはわかります(*^^*)それでは、陰ながら応援しております！！ (2018年1月12日 21時) (レス) id: 2e013c5cb3 (このIDを非表示/違反報告)
よろず/串刺しゴリラ饅頭(プロフ) - チョロ松ガール☆さん» コメントありがとうございます、ちょっとした思いつきから勢いで書いたものなのですが楽しいといっていただけてとても光栄です。理数系はちょっと百年先まで目にしたくないですね…… 早く理数系の愛人になってアランと主人公ちゃんいちゃいちゃさせたいです……（ (2018年1月12日 21時) (レス) id: 9bba109d95 (このIDを非表示/違反報告)
チョロ松ガール☆(プロフ) - 理数系・・・・たしかに難しいですよね(；´∀｀)私も苦手です・・・毎日楽しく見させてもらっております(｀･ω･´)ゞ (2018年1月12日 21時) (レス) id: 2e013c5cb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よろず/串刺しゴリラ饅頭 | 作成日時：2018年1月6日 1時
