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＿＿ドォォオンンンンン！！
その後、爆発音と共に校舎が壊れる音がした。
私は力なく立ち上がり、美術室へと目を向ければ
隼人たちが美術室を開けようとしている姿と
転がった足や手だった。
その場にしゃがみ込むとさくらや香帆が隣に来て
何を話す訳でもないけど、ただ隣にいて
さくらは背中を摩ってくれた。
茅野「……A、私ね、Aの事が好きだよ。」
『……さくら？』
茅野「辛いのは皆一緒だよ。
私は澪奈とA、
大事な友達を二人も失いたくない。」
宇佐美「…辛いのはわかるけどさ、
そんな簡単に手放さなくてもいいんじゃない。」
さくらがぽつりぽつり
言葉を繋げて悲しそうに笑うと
隣にいる香帆がそっけないけど
優しい口調でそう言った。
すると目の前に真壁君が座って、
真壁「俺はさ、もう思いは届かないけど
Aは違うじゃん。」
"大丈夫だよ"そう言って微笑んだ。
皆の優しさが暖かくて、幸せだと感じて
"ありがとう"と涙を拭って笑ってみせた。
『ちょっと頭冷やしてくる…！』
茅野「…大丈夫？」
『うん。ちゃんと帰ってくるよ。』
廊下に出て、美術室を通り越して静
かになった場所で座り込んだ。
目まぐるしいくらい色んな事がありすぎて
冷静だと思ってたけど、
いつの間にか冷静じゃなくなってたんだ。
天井を見つめて溜息をひとつ吐いた。
「そんな所にいたら風邪引くぞ。」
『……。』
見なくても誰だかなんてすぐわかる。
私と同じようにしゃがみ込んで顔を覗き込む先生の顔を
今はどんな顔をして見たらいいかわからない。
「……俺の事が嫌いか？」
『っ……。先生は狡いですね。』
嫌い、なんて思うはずないのに。
先生を好きなのに……辛いよ。
「狡い、か。そうだな、俺は狡いのかもな。」
『…私は先生の味方にもなれませんか？』
先生の特別になれなくても、
何か先生の隣にいていい理由が欲しかった。
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lee2525(プロフ) - 影山零菜ではなく「景山澪奈」ですよー！ (2020年9月21日 22時) (
レス) id: 56ee837b6a (このIDを非表示/違反報告)
佐藤結依(プロフ) - 柚月ではなく唯月ですよー！ (2019年2月18日 17時) (レス) id: 6860fcb22d (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 間違えました！澪奈じゃなくて、作者さんは零奈でした！すみません (2019年2月7日 16時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
sanapen - 澪菜の澪菜が澪奈になってると思います！間違ってたらごめんなさい！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: 6d2d50bb72 (このIDを非表示/違反報告)
玄ちゃん(プロフ) - 途中から中尾君が長尾になってますよ。それと香穂の漢字は香帆が正解ですよ。 (2019年2月2日 14時) (レス) id: f00d27de65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心結 | 作成日時：2019年1月30日 17時
